アイホールヘッドの作り方
「超薄刃精密ナイフ」と「ダイヤモンド細工用ヤスリ5P」を使ったアイホールヘッドカスタムのハウツーです。 彩色用ヘッドをアイホールにしたい場合や、アイホールのサイズを変えたり、場合によってはヘッド全体のカスタムまで、 ソフビヘッドのカスタムにはとても便利なツールです
1/6サイズの小さいサイズのヘッドをナイフだけで削り取った後です。
少しガタガタしています。仕上げにダイヤモンドやすりを使ってみます。
1/3用ヘッド同様にウィッグラインをたよりにヘッドに切り込みを入れて中を開きます。
小さいヘッドは大きいサイズのヘッドよりもソフビの肉厚が目立ちます。アイホールの縁の切り込みが大事になります。
目の内側と外側からアイホールの縁を調整します。
ソフビの表面仕上げについて 普段いろいろに使っている道具類の中からソフビの削り加工カスタムで表面仕上げ用に使えそうな溶剤を探してみました。 ソフビはアクリル樹脂なのでシンナーには溶けます。画像に載っていませんがラッカー薄め液(ラッカーシンナー)とかも使えますが、匂いの強力なシンナー系の溶剤は苦手なので、なるべくソフトなものを選びました。 画面左からアクリル絵具用クリーナー(ホルベイン)、リムーバー(除光液)、アクリダイン(塩化メチレン)、アセトン原液、タミヤX-20A(アクリル塗料溶剤)、ミスターカラーうすめ液(シンナー)、ナガシマソフビカラー専用シンナーです。 アセトン、アクリダインはかなり強力ですが、専門のショップで手に入るものばかりです。 (シンナーというのは薄め液のことで、名前が同じでもそれぞれ成分は異なります。注意が必要です。)
X-20Aやリムーバーは溶剤成分をかなり控えめにしているのであまり効果はありません。他の強力な溶剤で表面を溶かした後に、仕上げに拭いて使うとテカテカ感をなくしてくれます。 アクリル絵具用クリーナーやアセトン、ソフビカラー専用シンナーはそんなに強力ではありませんが、時間をかければ表面の凸凹の処理に仕えそうです。 これらの中ではアクリダインが強力です。 アクリダインは元々がアクリル系の樹脂を溶かして接合させる接着剤です。主成分の塩化メチレンは毒性が高いようなので、取扱い注意です。東急ハンズ等で手に入ります。アクリルボード用接着剤のアクリサンデーの成分も同じです。 これらの溶剤をソフビに使うことの副作用や弊害については調べておりません。自己判断で参考にして下さい。実際に試してみられる場合、換気のいい場所で手袋やマスクを使うなど管理には充分注意して下さい。