第25回ドールコンテスト寸評

第25回コンテストに沢山のご投稿、ありがとうございました。
いつものことで大変恐縮ですが、審査に時間がかかり発表が遅れましたことをお詫びいたします。

パラボックス11年目の新年が明けました。
パラボックスを興した頃の2004年ごろとドール事情もかなり変わったようです。
その当時はモモコやSDやブライス等の完成品のドールしかなくて、パラボックスは発売されたばかりのオビツボディをなんとかカスタムドールとして根付かせたいとの一念で始めました。

おかげ様で、ボディやヘッドの数も増やせて、お客様の選択肢が広がったこと、手軽に誰もが自由にカスタムできるようになったこと、ウィッグやアイや衣装や靴などをお客様のおかげで種類を増やせました。

これからももっともっと可能性を探しながら、スロードールライフを楽しんでいただけるように努めていきたいと思っています。

さて、25回目の今回は、幅広くいろんなカスタムドールが揃いましたね。それぞれ可愛いを追及されて愛情一杯感じる子達ばかりです。この中から選ぶのは大変だなと思っていましたが、実際に個別に検討重ねていくと、今回はずば抜けた秀作は見当たらずに、一つ一つが努力賞を上げたいような可能性途中の子たちが多かったようです。ここから上達するのは大変ですよ。というラインの手前です。コメントにはそのようなことも考えて書いています。選ばれなかったこととかにはめげずにマイペースでドール達人を目指して頑張ってほしいと投稿されたみなさんに期待しています。

その中でもなんとか何点かは表彰したいと選んだ結果です。どれも横一列でしたので、表彰できなかった人たちもまた頑張ってトライしていただければ嬉しいです。

何度も申し上げていますが、このコンテストはPARABOXのヘッドやボディ原型と、全体のプロデュースをしていますバーバラ秋成の独断で選ばせていただいていますので、傾向が出てしまうと思います。それから寸評もよかれと思って率直な感想を述べさせていただいていますが、お気に障られるような場合は、すぐに削除させていただきますので、ご連絡ください。

特に重視してみている点は、密度と愛情(想い)です。技量ではありませんので、技術の上手な方にもぜひ知っていただきたいと思います。ドールは心が投影されます。そのヘッドなりにどれだけの想いが込められているのか、そういうことを感じ取られるように日々精進していますので、投稿される方も同じように頑張ってください。


ご自分の作品がより詳しく伝えられるように撮影にも十分に配慮や工夫された方が賢明です。せっかくの素晴らしいドールも撮影次第で半減することもあります。

イラスト部門ですが、選者が漫画イラストが大好きなので続けています。ぜひ素敵なキャラをと待ち続けています。
ドールは持っていないけど、ぜひこのコンテストでゲットして始めてみたいと思っていただけたら嬉しいです。
漫画イラストも下手とかうまいとかよりも、何を考えてその絵を3次元にした際に良いものができそうだなと思うかどうかです。
それと作りたいドールを二次元で表現するので、ドール本体のことまで考えてあるかどうかはとても大事です。ただの上手なイラストや衣装のこだわりだけあっても、表彰できないので、ドール全体を考えて描いてください。
今回はドールヘッド部門とイラスト部門同時の投稿の人が数名いらしっしゃいましたが、イラスト部門は該当作品無となりました。もう少し相違工夫が必要です。


優秀賞
ヘッド部門: 該当無し
原画ぬいぐるみ部門: 該当無し

準優秀賞
ヘッド部門:該当無し
原画ぬいぐるみ部門:該当無し

佳作
ヘッド部門

no16 いちご 作/ 秋色の少女
no23 H-neko 作/ ドリーMOE

原画ぬいぐるみ部門: 該当無し

尚、選考にあたって、下記の規約を勝手にもうけさせていただいております。

※これまで優秀賞を受賞されている方は表彰は行っておりませんので、了解下さい。また、前回に佳作や准優秀賞に選ばれた方で、同等だと思った場合も同じ賞の表彰はしていません。前回よりかなり敷居が高くなりますのでその旨ご了承ください。

※これまでに投稿された作品で、コメントが無用(不要)な方はメールでお知らせください。カットさせていただきます。

ヘッド部門
今回投稿いただいた全てのドールにとても可能性を感じました。
筆の使い方や描き方の技術がまだこれからの方が多くて、ここからの境を超えるのが大変なのですが、その手前でそれぞれ一生懸命表現されているようです。個人の楽しむドールと商品のようなドールとでは違うので、どこで評価するか本当に迷いました。

no01 いちご 作/ なおみさん
no04 いちご 作/ sayaka
no16 いちご 作/ 秋色の少女
作品毎にだんだんと成長されている様子が伺えます。なおみさんは大胆で気持ちが現れていて初めてにしてはとても上手にできています。次のSAYAKAはSグレーテルの乙女さを淡く表現されたかったのでしょうか? ちょっと気弱に慎重になりすぎたかもしれませんね。薄い淡いメイクでも結構薄い色を何枚も重ねて密度を上げると淡いけどきれいなメイクになります。次の秋色の少女はとても素敵です。線がまだ表現技術が追い付いていない気がしますが、これでいいのかなと思えるぐらい二次元的なメイクで可愛いんです。

no02 日夜K  作/ 時計うさぎ
いつも楽しいカスタムドールを投稿いただいててありがとうございます。
時計うさぎさん、見てると見飽きないというか、不思議な気分でハッピーになります。いつも日夜Kさんの作品はそう思います。人柄なのでしょうか。二次元的でアニメチックで楽しんでいらっしゃる気分が伝わってきます。

no03 H-neko  作/ Mia-chan

海外の方からの投稿です。最近はフランスでオビツボディやPARABOXのドールが人気になっていますが、同時に世界中からカスタムの注文が届くようになりました。普通にアニメドールを楽しんでいらっしゃるようです。彩色も上手な方が多いと思います。

no05: 彩月 作/ ひだまりの中で
no09 彩月 作/ Trick and Treat !
no17 彩月 作/お月さまから来たの

素敵な作品を沢山投稿いただいてありがとうございます。作者名やタイトルで誤記があり大変申し訳ございませんでした。
どれもレベルが高くて上手です。全体的に少しだけ何かインパクトが足りないかなと思いました。
このままでも十分上手なのですが、もう少し大胆さを加えていろいろ挑戦してみられたらその後にはもっと素敵な子が誕生しそうです。勇気を出して失敗を恐れずに挑戦してみてください。


no06 ルピカ  作/ own pace
no07 ルピカ  作/ 椿姫
作風の異なる2点、どれもフィギュアやアニメ的な彩色で上手です。少し単純な感じがしてしまうのは何だろう?ドールって何だろう?っていろいろ考えてしまいました。もう少しシャープさが増せばフィギュアチックなメイクになりそうですね。逆にもう少し色味や線種を増やせばドールっぽく感じられるのでしょうか。単純にこういう感じが好きかどうかなのかもしれません。


no08 nei  作/ ElectrLolita・Rabbit
大変だったでしょうね。とっても気持ちがこもっていて表現したいタイトルどおりの雰囲気が伝わってきます。手作り部分の衣装も可愛いです。お顔はまだまだ初めて感がありますけど、少しずつ線のヘタレとかを見せない工夫とかいろいろカスタム挑戦すれば面白い子たちが誕生しそうです。明るくていいと思いました。

no10 ハル 作/ ふんわり
no11 ハル 作/ 青
ずっと続けて投稿いただいてありがとうございます。しかもいろんな種類に挑戦されています。今回はまだまだ発展途上な感じがしています。上級の壁みたいなものって、技術とかじゃなくて心のような気がします。ドールを作る人は一種の神のような存在です。シャープな線、きれいな色、そういうものを駆使してバランスの取れた表現をするには心が大事だと思います。

no12 れあ 作/ 半眼グレーテル
かなり重厚な感じがするので結構大変だったのかなと思いました。少し手の入れすぎかもしれませんね。お顔は一つの世界に入れ込みすぎると全く違った顔に見えてきます。唇の表現方法アイシャドーやラインの表現方法、もっといろいろな方法を試されてみるのをお勧めします。

no13 はらみ 作/プチ姫さん

なぜかとっても色っぽく感じます。遠目に素敵なプチ姫さん、実物はどうなんだろう? よくわからないけど、画像ではとてもよくできているように見えます。素敵です。

no14 R 作/ヴァンパイア〜
牙有というのが凄い、プチバンパイアって発想も凄い、ポーズも凄い、というか本当に個性的です。
メイクも衣装もシンプルだけど個性的なので好きです。

no15 れば 作/ 秋から冬へ
プチフェアリーヘッドだと最初気づかなかったのですがよく見るとちらっと妖精耳も見えていますね。それよりもプチフェアリーに大胆なメイクで楽しんでらっしゃるのが凄いと思いました。大胆で線も綺麗に描けて表情が出ていますね。小さい子をここまでアップにしてもあまりヘタレが見えないのは、繊細に綺麗にメイクされているからです。線種、色とかもう少しだけ感じを変えるようなテクニック欲しいかなと思いました。

no18 648 作/英国少年
no15さんのプチフェアリーとは一転して標準的なプチフェアリーメイク、でもとても上手にメイクされていますね。
可愛らしさを演出するためにいろいろ工夫も見られてとてもかわいい子が出来たと思います。少し個性を持たせるために、もう少し工夫があったらもっとよかったかもしれません。その工夫がドールメイクの楽しみになっていければ。

no19 べろんろ 作/少女フローラ
初めから意図してのボディとヘッドだったのか不明ですが、バランスがちょっと難しいかな。作者として気にならなければそれでもおOKなのがカスタムドールの良さなので。カスタムや撮影楽しまれているお気持ちは伝わってきます。

no20 鞠猫 作/微笑み
とても入念なカスタム、姫姉とは思えないぐらいにオリジナルな子になっていますね。口のカスタムや耳、色、大変だったかと思いますが、とってもよくできていると思います。

no21 かしわ 作/ボーイッシュ娘
プチ姫さんそばかすのボーイッシュ頭の少女になっていますね。メイクの線の一つ一つが力強くてきれいに描けていて、かなり上手だと思いました。もう少しだけ余分な線とか色が入ってもいいかな。その方がいろんな表情に感じられるかもしれません。

no22 暮乃あかり 作/幼いオビツ27ヘッド
よく見るとオビツ27ヘッドですね。一見何のヘッドか分からなかったです。かなり削ってカスタムされてますね。左右の目の幅が少しだけ微妙に開き過ぎかなと思いましたがどうでしょうか?幼いというより少しボーイッシュに感じました。

no23 H-neko 作/ ドリーMOE
海外の方からの投稿です。翻訳ソフトで翻訳された日本語で投稿されてきているので、少し分かり辛いですが、カスタムの技術はかなりグッドですね。瞳の中にいろんな色をちりばめて、かなりインパクトを感じますし、上手だと思います。

原画・ぬいぐるみ部門

01: 六角 作/ 異世界の案内人
描いてとても楽しい感じが伝わりますね。ドールというよりもフィギュアかな。

G02: 十六夜姫乃 作/ Rosengarden
作りたいドールをイメージする場合、衣装だけでなくお顔や全体も一緒にイメージして描かれていると思います。もっともっと細部までいろいろ創造力を働かせて、もっと大胆にファンタジックにしていったら、もっと素敵な子が創れると思います。

G03: いぬねこ 作 / 和装ケモ耳 
とても上手なイラストで十二単の白狐は素敵なのですが、ドール服にした場合の十二単は結構大変です。イラストだけの評価だったらとても素敵です。


G04: 花鞠 作 / I am Lollipop!
可愛いロりポップ服、よくできています。とても上手で雰囲気もたっぷりで可愛いのですが、どこかでみた感じ、よくある感じが気になるかな。もっと個性的に創造していくコツはお人形本体の造形も考えてみることかな。髪型とか靴とかメイクと瞳とかそういう部分まで全てです。そしたら気が付いたら凄い個性的な子が誕生しそうですよ。

G05: nei 作/ ELECTRIC:CAT
シンプルなイラストですがコメントを読むととても複雑に考えられているのですね。イラストもスタイリッシュでおしゃれで不思議な感じです。デザインセンス感じます。

G06: Sakura 作 / Merry-go-rounDoll
服だけじゃなくお顔や瞳も、いろんなことを考えてデザインされています。楽しさも伝わってきますね。こういう感じでいろいろ考えていくと、逆に難しくなるのですが、楽しんで作り上げられています。タイトル通りの夢一杯の楽しい子が作れそうです。

G07: はらみ 作 / アリスちゃん

いい感じが出てますね。ダーク感とかわいらしさを出すというのはとても難しいですよね。お洋服のデザインとか髪型とかお顔とかいろいろまだ中途半端なのですが、最初に描くコンテのようなコンセプトだけを表現する段階のものをそのまま仕上げた感じなので、もう少し細部を突き詰めて作り上げていくと、楽しそうな気がします。こういうイラスト大好きです。


G08: 648 作 / ねこふーど

とっても上手でツボなんですが、ちょっとイージーかなと思いました。色使いもイラストのタッチも慣れていて上手です。でもみんな上手なので、もう少し何かはみ出した創造力とか欲しいなと思いました。頑張ってくださいね。

G09: もみじ 作/ 妖精姫

うーん、実際に作ると大変そうな妖精姫みたいです。描かれているイラストとコメントが大体マッチされているのでしょうか?少し色味とかタッチが古く感じるのはアナログ風の色使いしているせいでしょうか。




コンテストの内容や方法にご意見などありましたら、ご自由にメールにてお寄せください。

閉じる